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高反発マットレスの寿命は?耐久性を決める基準って?

引越しや模様替えをしたときなど、マットレスを変えるタイミングってそんなにありませんよね。
このタイミングで!とおもってせっかく高価な高反発マットレスに買い換えたとしてもその寝具の寿命が短くてまた買い換えなければならないなんてことになったら悔やみきれません。
ここではそんな高反発マットレスの耐久性や寿命について紹介します。

マットレスにへたりがでる原因

マットレスには寝ている間人間の40kg〜90kgが一番負担がかかる腰の部分に集中しています。その為人間の背面は背中とお尻が出っ張っていて、腰がへこんでいる凸凹状になっているので、ふとんがへたるというのは、体型と大きく関係しており、仰向けに寝る場合、どうしても身体の出っ張っている部分、背中やお尻に体重の大部分がかかってきます。いくら高反発で弾力性に優れているマットレスでもそうなればへたれてこないほうが無理のある話です。

高反発マットレスの寿命は長い?短い?

高い反発力でとても人気がある高反発マットレスは、意外とお値段がしますよね。
高い買い物をするのに2年か3年で寿命がきてしまったなんてことにならないために、購入前に高反発マットレスの耐久性について調べておきましょう。

寿命の長い高反発マットレスって?

高反発マットレスにはいくつか種類があります。
・ウレタン素材の高反発マットレス
・ボンネルコイルの高反発マットレス
・ポケットコイルの高反発マットレス
の3種類です。
この中で最も寿命の長い高反発マットレスはポケットコイル素材のマットレスとなっています。
寿命の長さで提示するのであればウレタン<ボンネルコイル<ポケットコイルとなります。しかし、高反発マットレスは使い方によっても寿命の長さが変わりますのでどんなものでもこの耐久性の高さが当てはまるとも言い切れません。
ウレタン・ボンネルコイル・ポケットコイルの3種類のマットレスの寿命の目安として、ウレタンは寿命が3年〜5年といわれ使用年数とともにその弾力性が衰えてくるのがわかります。大量の汗をかいたりお水をこぼしてしまうとそれよりも寿命が短くなる場合があります。また、ウレタンよりも寿命が長いと言われるボンネルコイルは、バネが一体化しているのでバネ同士の干渉が少ない為、ポケットコイルより性能としては優っていると言えます。さらに、ポケットコイルは寿命が5年〜10年だといわれています。またどちらがいいのかは好みによっても変わりますし使用方法や環境によっても寿命は変わってきます。例えばご夫婦で使用される場合は体重差で片方がへこんで薄くなってしまうことも。一人で利用するのか、二人かでもウレタン・ボンネルコイル・ポケットコイルの効果は異なってきます。
高反発マットレスの耐久性を担保しているのはマットレスを支える素材となっています。ウレタンマットレスの耐久性はウレタンでしか作れませんが、コイルマットレスはコイルとウレタンで耐久性を担保しています。
マットレスは体の加重の負荷から体の負担を減らすものなので、寝るときに圧力のかかる場所が一定に決まっています。
ウレタンは簡単に言うと密度の高いスポンジになるのでへたりやすくなっています。特に薄型のウレタン高反発マットレスは厚みのあるコイルマットレスと比べて寿命が半分以下ということもありますので、耐久性で選ぶなら厚みのあるコイル高反発マットレスを選ぶことをおすすめします。

ボンネルコイルとポケットコイルの耐久性の差はどこにあるの?

ボンネルコイルとポケットコイル。両方とも同じコイルですが、両者には決定的な違いがあります。
それは、コイルが全て繋がっているか独立しているかの違いです。
ボンネルコイルと言うのは全てのコイルが繋がっているコイルで、ボンネルコイルの高反発マットレスに寝転がるとコイルは逆アーチ型(極端に言えば)にへこむことになります。
これと比べてポケットコイルは全てのコイルが独立しているので加重のかかるコイルのみが沈み込むので、体圧による負担がかかる位置が限定されます。

全体に常に負荷がかかっているコイルと必要な部分だけに負荷がかかっているコイルという違いが見られ、負担のかかるところが少ないポケットコイルの方が耐久性に優れているのです。
耐久性に優れていると宣伝しているウレタン高反発マットレスは意外と早くダメになることも少なくはありません。
耐久性や寿命で高反発マットレスを考えるならコイル高反発マットレスを使用することをおすすめします。